
日本史の覚え方|定期テストで点が取れる暗記のコツ7つ【中学・高校】
日本史がなかなか覚えられない人へ。時代の流れのつかみ方、「なぜ?」で出来事をつなぐ方法、読むより思い出す復習法、年号の覚え方まで、定期テストで点につながる暗記のコツ7つと、テスト2週間前からの勉強スケジュールを紹介します。
教科書を何度も読んだのに、テストになると人物名も出来事も出てこない。日本史の暗記でつまずく人は少なくありません。
覚えられない原因は、記憶力ではなく覚え方にあることがほとんどです。この記事では、中学・高校の定期テストで点につながる日本史の覚え方を7つのコツに分けて紹介し、最後にテスト2週間前からの勉強スケジュールの例をまとめます。
結論:「流れ」でつなぎ、「思い出す」練習を、間隔をあけてくり返す
日本史の暗記で大切なのは、次の3つです。
1つ目は、出来事をバラバラに覚えず、時代の流れと因果関係でつなげること。2つ目は、教科書を読み返すよりも、問題を解いて「思い出す」練習をすること。3つ目は、一度に詰め込まず、日をあけて何度か復習することです。
この3つを具体的なやり方に落とし込んだのが、以下の7つのコツです。
なぜ日本史の暗記は難しく感じるのか
日本史には、人物名・出来事・制度・年号など覚える用語がたくさん出てきます。これを一つずつ単語帳のように覚えようとすると、用語どうしのつながりが見えず、すぐに忘れてしまいます。
もう一つの落とし穴が「読んだだけで覚えた気になる」ことです。教科書やノートをくり返し読むと内容に見覚えが出てくるため、覚えたと錯覚しやすくなります。ところが、テストで求められるのは見覚えではなく、自分の頭から答えを引き出す力です。
コツ1:最初に「時代の並び」を頭に入れる
細かい用語に入る前に、時代の順番と、それぞれの時代がどんな時代だったかを大づかみにしておきます。用語を覚えるときの「棚」ができるので、新しい知識をどこに置けばいいか迷わなくなります。
- 古代(縄文・弥生・古墳):くらしの始まりと国のまとまり
- 飛鳥・奈良:天皇中心の国づくりと律令
- 平安:貴族の政治と国風文化
- 鎌倉・室町:武士の政権の始まりと広がり
- 安土桃山:天下統一
- 江戸:幕府による長い安定と、その揺らぎ
- 明治・大正・昭和・平成:近代化と現代の日本

コツ2:「なぜ?」「その結果どうなった?」で出来事をつなぐ
出来事を覚えるときは、原因と結果をセットにします。たとえば、元寇(文永の役・弘安の役)のあと、御家人は戦いの恩賞を十分に受けられず不満をつのらせ、それが鎌倉幕府の力が弱まる一因になった――という流れで覚えると、「元寇」「御家人」「恩賞」「幕府の衰退」が一本の線でつながります。
テストでも「なぜ〜になったのか」を問う問題はよく出ます。用語の意味だけでなく、その前後に何があったかを一言で説明できるようにしておくと、記述問題にも強くなります。

コツ3:読み返すより「思い出す」練習をする
認知心理学の研究では、同じ内容をくり返し読むよりも、テスト形式で思い出す練習をしたほうが記憶に残りやすいことが知られています(「テスト効果」や「想起練習」と呼ばれます)。
具体的には、教科書を1回読んだら閉じて、問題集や一問一答、クイズで答えを思い出します。間違えた問題こそが覚えるべきポイントなので、解説を読んで理由を確かめ、あとでもう一度解き直しましょう。
コツ4:一度に詰め込まず、日をあけて復習する
一夜漬けで覚えた内容は、短い期間で抜け落ちやすいものです。同じ勉強時間でも、何日かに分けて復習したほうが長く覚えていられることがわかっています(「分散学習」と呼ばれます)。
目安としては、勉強した翌日、数日後、1週間後のように、少しずつ間隔を広げて同じ範囲の問題を解き直すのがおすすめです。
コツ5:問題の形式を変えて、いろいろな角度から問う
同じ4択問題ばかり解いていると、選択肢を見て思い出すクセがつき、記述や並べ替えの問題で手が止まります。
出来事を古い順に並べる、正しいか誤りかを判断する、空欄に用語を入れる、といったように形式を変えて解くと、知識を自分で引き出す力がつきます。特に並べ替え問題は、時代の流れの理解をそのまま確かめられるので、定期テスト前の確認に向いています。
コツ6:年号は語呂合わせ+「前後の出来事」で覚える
年号は、語呂合わせを使うと覚えやすくなります。「なくよ(794)ウグイス平安京」「むしごろし(645)の大化の改新」などはよく知られた例です。
ただし、テストで問われるのは年号そのものより、出来事の順番であることが多くあります。年号は単独で覚えず、「この出来事の前後に何があったか」とセットにしておくと、並べ替え問題にも対応できます。
コツ7:すきま時間に少しずつ、毎日ふれる
暗記は、長時間まとめてやるよりも、短い時間でも毎日続けるほうが効果的です。通学時間や寝る前の数分を使って、一問一答やクイズを数問解くだけでもかまいません。
続けるコツは、ハードルを下げることです。「1日5問だけ」「1時代だけ」のように小さな目標にすると、勉強が苦手でも習慣にしやすくなります。
定期テスト2週間前からの勉強スケジュール例
7つのコツを、定期テストまでの2週間に当てはめた例です。テスト範囲の広さに合わせて調整してください。
- 12週間前:テスト範囲の時代の流れを教科書で通して読み、大まかな出来事の順番をつかむ(コツ1・2)
- 210日前〜1週間前:範囲の問題を解き、間違えた問題に印をつける。解説で「なぜ」を確認する(コツ3)
- 31週間前〜3日前:印をつけた問題を解き直す。並べ替えや正誤問題など、形式を変えて確認する(コツ4・5)
- 4前日:年号と出来事の順番を最終確認し、まだあやしい問題だけをもう一度解く(コツ6)
- 5毎日:すきま時間に数問ずつクイズを解き、範囲全体にふれ続ける(コツ7)
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まとめ
日本史の暗記は、時代の流れをつかみ、「なぜ」で出来事をつなぎ、問題を解いて思い出す練習を日をあけてくり返すのが近道です。年号は前後の出来事とセットにし、毎日少しずつふれることで、定期テストでも点につながる知識になります。
まずは今日、テスト範囲の問題を5問だけ解くところから始めてみてください。
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